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 畑の名称を明記して販売するのは最上級のブドウ畑でとれたリースリング種のワインのみに限るというVDPナーエ連盟の内部決定が行われたのは、1997年のことです。 最上級の畑とされるのは1901年のプロイセン課税区分地図で最も評価の高いブドウ畑で、現在でも非常に優れた品質のワインが生産されています。
  それ以外の畑で生産されたワインや、畑の性格がはっきりと反映されていないワインは、畑の名称は使わずに生産したワイナリーの名前だけをつけて販売されます。 リースリング種以外のブドウから作られるワインは、 たとえそれが等級指定を受けた畑でとれたものであったとしてもやはり畑の名称は使いません。

品質基準:
- 等級指定畑のブドウを100%使用していること
- 収量を大幅に抑えていること
- 100%手摘みであること
- ブラインドテイスティングによる認定


モンツィンゲンの第一級指定畑(”Erste Lagen”)

モンツィンガー・フリューリングスプレッツヒェン(モンツィングの春の小広場)
 フリューリングスプレッツヒェンという畑は南西から南東の方向を向いています。 最も傾斜がきつい部分は70%の傾斜にもなります。 このような環境では春先にこの畑で一番早く雪解けが始まるのも不思議なことではありません。春の小さな広場という意味の畑の名前もそのようなところからきているのです。 土壌は赤い粘板岩と砂利が大部分を占め、ところどころにペルム紀(ロートリーゲンデス)の赤い粘土層が入っています。
 この畑で育ったブドウから作ったワインは、まだ成熟年数が少なくても軽快で春のようなフルーティーさがたまらない魅力です。 このワインの香りは桃や熟したリンゴにたとえられることが多いですが、繊細なハーブのタッチがあるのもフリューリングスプレッツヒェンの特徴です。 二~三年成熟させるとワインのミネラル性がさらにはっきりと浮き立ち、より一層個性が増してゆきます。

モンツィンガー・ハーレンベルク
 モンツィンゲンで一番面積の小さい畑がハーレンベルクで、そのうちのほとんどにあたる5ヘクタールを当家が持っています。 南向きの斜面で傾斜は最大70%にもなり、石が多く、主に青い粘板岩と珪岩からなる土壌のため、ブドウにとっても決して楽な環境ではありません。 夏には水分が不足することもたびたびあります。 そのためブドウの果粒は小さくなり、その味と香りは格段と精細なものになるのです。
 ハーレンベルクでとれるブドウから作ったワインの特徴は、きめ細かくミネラル性を感じさせる風味にあります。 ワインの香りが熟したグレープフルーツなどの南国の果実を連想させることもよくあります。 成熟が進むと、独特のスパイスとハーブを思わせる芳香が際立つようになります。