| 2008年 2008年には五月が例年になく好天だったためにブドウの発育が大きく進み、やはり快適な天候が続いた6月の半ばには開花期がすでに修了していました。そして、典型的なドイツの夏が訪れ、ブドウにとっては理想的な気候となりました。夏日が続き、猛暑日も何日かはありましたが、ほどよく雨も降って、ブドウにとっては快適極まりない天候条件で、発育もすこぶる順調でした。 いつもと違ったのは、成熟過程が長引いたことです。9月から10月にかけての気温がかなり低かったことから、特にリースリングならではの酸味がよく維持されたため、収穫期を遅らせる必要が出てきました。実際の収穫も、リースリングで本格的に始まったのは10月17日になってからです。ブドウは香りが良く、そのほとんどがとても良好な状態でした。アイスワイン用に12月30日まで畑に残しておいたブドウでさえも、ほとんどボトリティス菌(貴腐)はついていませんでした。したがって、貴腐アウスレーゼは希少品となっています。 まだ若い2008年の新酒は、とても明快なストラクチャを感じさせます。際立ったミネラリティ、精細な果実味、素晴らしいエレガンスなどがその特色です。しかし、アルコール含有量はいくらか控えめで、呑みやすくなっています。2002年ものと共通点があることは否定できません。当時も同じような天候条件が重なって、新酒の特徴が今年のものと似ていました。その後、今も順調に成熟が進んでいます。
ベストワイン: ハーレンベルク・リースリング・アイスワイン/ゴールドカプセル(ゴーミヨ:97ポイント/ベスト貴腐白ワイン) フリューリングスプレッツヒェン・リースリング・シュペートレーゼ(ロバート・パーカー:95ポイント) ハーレンベルク・リースリング「グローセスゲヴェクス」(ロバート・パーカー:94ポイント)
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